ギャラリー

第三回港区長賞 書写の部

2nd_01_800
天馬行空
私は、今回このような賞をいただくことができると聞き、とても驚きました。同時に、がんばった結果が出たのだと心からうれしく思いました。今回の作品を書くにあたって、毎日三十枚程度練習を重ねました。特に、筆使いのはらいに注意しました。「天」のはらいが短くなったり、長くなってしまったり、太さの加減が難しかったからです。このようにして、一字一字を大切に、集中して書き上げました。これからも楽しみながら、練習にはげみたいと思います。
【山本流仙 審査員 講評】この言葉の意味の通り、伸び伸びと素直に表現されていて線も字形も全て美しい作品。呼吸が整い心が穏やかな状態で自分が伝えたい言葉を丁寧に書いているのがよくわかります。現在は手書きよりもメールが多く、お互いの心が伝わりにくいのが残念でなりません。「書(文字)は人なり」という言葉もありますが、星羅さんの書を拝見して、手書きで自分の心を伝えることの大切さを再認識できました。強いて言うなら、少し余白を取ると更に良くなります。