ギャラリー

第二回 MOA美術館奨励賞

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夜になると光る木
わたしは、夜になると光る木があって星を見たらとてもきれいだろうなぁ・・・と思いながら絵をかきました。 絵をかいていると、わたしも絵の中の木の上にいるような気持になりました。まどの明かりのあたたかい色や木の中に入る時の入り口の形を工夫したりして、とても満足のいく絵ができあがりました。
【大村俊二 審査員 講評】タイトルを読む前に作者の「こんな木があったらいいなあ」というダイレクトな夢を感じた。四角に光る窓、2色で構成された階段は だまし絵のようで不思議な立体感がある。木の上の広場は王冠をかぶせた様に見えて、パステル調の絵全体をバランスよく引き締めている。 さてタイトルを見て、自然界では普通、夜になると色は無くなり静まって行くのに対して、「光る木」は人の気配や活動を感じさせるのだが、人は誰もいない。星でも見に行ったのだろうか?それとも……。 人を書かないことで、また夢が広がって行く。