ギャラリー

第九回 港区長賞(MOA美術館奨励賞) 絵画の部



「またね! シーソラプチ」
聖心女子学院初等科 4ねん 内海 寿々

努力した点は、北海道の何もない大自ぜんを書くところです。 ふきは円やハートやギザギザがまじって一まいも同じ形がなく、くまざさは葉の中で色がちがいます。 色ぬりは12色ポンキーを使いました。色は少ないですが、若々しい色なのでそれですきまもぬりつぶして、葉の緑のかがやきをだしました。 動物も北海道だと自由自在にどこでも行けるので、楽しそうにかきました。かきながら、また北海道に行きたいなと思いました。

【講評:審査員一同】
白樺の模様がおしゃれに描かれていて、草の葉脈のライン取りが自然に感じます。 見たことがない、恐らく、そこにはいなかった動物をたくさん入れていて、画面の中でストーリー性を持たせている感じが、見る人を楽しませてくれます。キノコとか、絶対あり得ない色を使っていて、よく見ていくと動物が覗いていたり、いろいろなところに楽しい発見があります。 また、空が青一色でなく、グラデーションでオレンジになっていくとか、不思議な空間が見えてきます。 感想文にラフティングとあり、風を感じたのかな、自然体験があるから空気が流れるような感じの構成になっているのでしょうか。画面全体が楽しく、時間をかけて丁寧に描いた作品に見えます。 この森にいっしょに遊びに行き、動物や植物に会いたくなりました!